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スマート受診のご提案

動物医療は患者である「動物」と医療を提供する「病院」だけでは成り立ちません。

動物は体の状態を説明できませんし、自らの意思で受診をすることはないからです。 

動物医療には「保護者」である飼い主様からの情報提供やご協力が絶対不可欠です。

動物たちが円滑に治療や予防を受けられるように、そして飼い主様にも、ご来院がより充実したものとなるように

つのポイントをまとめました。 

皆様のご参考になりましたら幸いです。

point① 情報は整理して伝えよう!

いつから? どんな症状? 元気・食欲は? 便や尿の状態・回数は?食事内容は?

初診の場合は、病気の履歴・治療の履歴・予防歴なども細かくお聞きします。

これまでの検査データ・お薬などがお手元にありましたら、必ずお持ちください。

point② 動物の状態を把握している人が連れて行こう!

情報が足りないと診断に時間がかかったり、すぐに適切な治療を始められないことがあります。

point③ ワクチン接種は帰宅後も時間の余裕があるときにいこう!

まれにワクチンに対してアレルギー反応が起きる場合があります。

注射後約2時間は顔の腫れ・嘔吐・下痢・ふらつらきなどの異常が出ていないか、ご自宅で動物の状態を観察し、異常が見られた場合は速やかに病院へお知らせください

但し、誠に申し訳ありませんが、診療時間終了後に手術の予定が入っている場合は時間外対応ができません。

安全のために診察時間の終了間際ではなく、開始直後の受診(木曜を除く月~金は9時・4時、日は9時)をお薦めいたします。

point④ 排便状態がおかしい時は新鮮便を持っていこう!

検便容器が手元にない時は、小指頭大の便を直接ラップに包んでお持ちください

下痢便を紙やペットシーツで包むと乾燥して検査できませんので、へら状のものですくって直接ラップに包んでお持ちください。

point⑤ 皮膚や耳が汚れていたら、汚れたままで連れて行こう!

におい・フケ・汚れなどは重要証拠です。

たとえにおいや汚れがひどくても、気兼ねせずにそのままお連れください。

シャンプー・ブラッシング・耳掃除などによって証拠が消えてしまうと、診断に時間がかかることがあります。

point⑥ 排尿状態がおかしい時は、なるべく尿を溜めた状態で連れて行こう!

尿検査や膀胱の超音波検査を行うことがあります。

point⑦ 動物を連れていく時は必ずリードと首輪をつけるか、キャリーケースに入れて連れて行こう!

「丸裸状態で抱っこ」では飼い主様の手がふさがってしまい不測の事態に対応することができません。

待合室では、リードを短く持って足元で座らせるか、キャリーケースの場合は入れたままの状態でお待ち下さいますようお願い致します。

特に猫ちゃんの場合は洗濯ネットが便利ですので、ぜひご活用ください。

どんなにおだやかで、かよわく、小さな動物でも、装備が不十分な状態では、適切な装備でお越しの方々に大きな脅威を与えてしまうことがあります。

安全確保のため、動物を自由に歩かせるなどの行為はご遠慮ください。

また、マーキング癖のあるワンちゃんはマナーベルトの装着にご協力をお願い致します。

point⑧ 複数頭のときは、確実に自分でコントロールできるよう、特に万全装備で!

複数頭お連れになっても、動物を制御するのに精いっぱいで、説明を聞いたり質問をする余裕が無くなってしまう方が多くいらっしゃいます。

なるべく、1回の受診でお連れになる動物の頭数は1頭お願い致します。

自宅と病院の往復回数が増えるのは大変なことですが、「1頭ずつ、しっかりと」相談し、診てもらい、不安を解決しておくことが、結果的には動物のためになるのではないでしょうか。

やむを得ず、複数頭の動物をお連れになる場合は、診察・会話・お会計などに支障をきたさぬよう、リードやキャリーケースなどをご活用の上、動物の興奮や行動などを飼い主様ご自身で十分にコントロールできる頭数でお願い致します。

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