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ワンちゃんの病気の予防

日本の法律では犬の飼育者に対して予防義務が定められているのは狂犬病ワクチンだけですが、

アン動物クリニックではワンちゃんの健康管理に次の5つをおすすめしています。

混合ワクチン

犬の伝染病を予防する注射です。弱めた病原体を体に入れて偽感染を起こし、 リンパ球に免疫抗体をつくらせて本物の感染に備えておくのが目的です。恐ろしい伝染病があなたのワンちゃんを狙っています。 

仔犬は3~4週間隔で2~3回注射します。成犬は毎年1回です。

ワクチンの効果が十分に出るまで約2週間かかりますので、仔犬のお散歩デビューは最終接種から2週間後を目安にして開始してください。

5種混合ワクチン(レプトスピラ予防を含みません)
致死率の高いパルボやジステンパーなど、予防の基本である5種類のウイルス性疾患をまとめて予防するワクチンです。過去にレプトスピラを含むワクチンでアレルギー症状が出てしまったワンちゃんにはこちらをおすすめします。(ワクチンアレルギーはダックスフントによくみられます。)
10種混合ワクチン(レプトスピラ予防を含みます)

5種ワクチンにコロナウイルスとレプトスピラの予防を加えたものです。

レプトスピラ感染症は腎臓や肝臓が侵される細菌性疾患で、人にも感染する人畜共通感染症のひとつです。感染動物の尿中に細菌が排泄されるので汚染された水を飲んだり、接触によって皮膚から病原菌が侵入して感染します。アウトドアで活動する犬ほど感染しやすいので予防が大切です。

狂犬病ワクチン

人畜共通感染症である狂犬病を予防する注射です。

生後90日を過ぎたワンちゃんには一生に一度の登録毎年1回の予防注射が狂犬病予防法によって義務付けられています。

予防促進のため毎年4~5月に各地で「集合注射」が行われます。

集合注射の日に都合がつかない、知らない犬に出会うと怯えてしまう、注射の前に十分な身体検査をしてほしい、という場合には動物病院でも1年中同じ料金で注射を受けることができます。

掛川市と菊川市の方は注射と登録が一緒にできます。(印鑑をお持ち下さい)登録料\3,000 / 注射料(済票代含む)¥3,500

上記の混合ワクチンとは同時接種はできません。

腸管内寄生虫の検査(検便)

腸の中に寄生虫がいると腸炎やいろいろな病気を引き起こしてしまう可能性があります。

寄生虫の種類によっては便や吐物の中に虫体が混じることがあります。

仔犬では母親のお腹にいる時に寄生虫をもらって生まれてくる(胎盤移行)こともありますので、新しくワンちゃんをお迎えした時は検査をしておくと安心です。

最低でも1年に1回の検便をおすすめします。

蚊が感染源となる有名な病気です。心臓や肺動脈にそうめん状の虫が寄生して多くの臓器に影響を与え、ワンちゃんの寿命を縮めていきます。

前年の夏を越したワンちゃんは、感染しているかどうかを血液検査できちんと確認してお薬を飲ませましょう。

感染しているのにお薬を飲ませると、副作用で突然死することがあります。)

予防薬には内服薬(錠剤またはジャーキータイプ)と注射薬(1回の注射で12か月予防できます。)がありますので詳しくはご相談ください。

成犬:体重が一定していれば1シーズンのお薬をまとめてお出しすることができます。

仔犬:ご自宅で体重測定が可能ならお薬だけ取りに来ていただいてもかまいません。

歯の生え変わりのチェック、その他相談を兼ねての体重測定の場合は診察料を別途頂きますのでご了承下さい。

4~10月が繁殖のピークですがノミは13℃あれば繁殖するので、暖房の行き届いた近年の住環境では冬でも寄生と繁殖をくりかえします。

ノミ・マダニがいるとワンちゃんが痒いだけでなく、人間にも被害が及ぶことがあります。

外部寄生虫は皮膚炎を起こすだけでなく、腸管内寄生虫のサナダムシ、赤血球寄生虫のバベシアなどの感染源となることでも有名です。

きちんとお薬をつけて、ノミ・マダニを気にせず楽しくお散歩に出かけましょう。

フィラリア症予防、ノミ・マダニの駆除、消化管内寄生虫(回虫、鉤虫、鞭虫)の駆除が同時にできる内服薬(チュアブルタイプ)もあります。

ワンちゃんには
 これ1つでOK
  おいしく食べるオールインワンのお薬
ネクスガードスペクトラ.png
1ヵ月に1回の投与で
フィラリア症予防、ノミ・マダニ駆除、消化管内寄生虫(犬回虫・犬鉤虫・犬鞭虫)の駆除が同時にできる
ネクスガードスペクトラをおすすめします。
チュアブルタイプでおいしく予防「ご褒美になる予防薬」
皮膚が弱い、外用薬が苦手、シャンプーを頻繁にするワンちゃんにおすすめです。
去勢・避妊手術

望まない妊娠を防ぎ、不幸な仔犬を増やさないというだけでなく、性ホルモンが関係する病気を予防でき性的なストレスからも解放されるため、手術を受けていない場合に比べて長生きする傾向にあります。

詳しくはこちらをご覧下さい。

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